2026.04.09
初めての医療用ウィッグでも安心!助成金は使える?認証とは?
初めて医療用ウィッグを検討する方にとって、「そもそも医療用ウィッグとは何か?」という疑問が一番最初に浮かぶでしょう。医療用ウィッグとは、主に抗がん剤治療や脱毛症など、医療的な理由で髪を失った方に向けて、治療や病気による脱毛をカバーする目的で設計されたものを指します。
※治療を目的としたものではなく、あくまで装飾を目的としたウィッグです。
この記事では、医療用ウィッグの特徴や、医療用ウィッグのJIS規格、助成金制度についてご紹介します。初めて医療用ウィッグを購入しようと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
医療用ウィッグとは?
医療用ウィッグとは、主に抗がん剤治療や脱毛症などの医療的な理由によって、髪を失った方が使用するウィッグのことです。
ファッション用ウィッグとの違い
一般的なファッション用ウィッグは、イメージチェンジや年齢による髪のお悩みをカバーする目的での使用がメインです。そのため、リーズナブルな商品も多く、デザイン性を重視したバリエーション豊かな商品展開がされています。
一方、医療用ウィッグは長時間の着用を想定し、肌あたりや通気性に配慮した素材・ネット構造が採用されている点が特徴です。既製品からオーダーメイドまで、さまざまなメーカーから販売されています。中でも、認証マーク付きの医療用ウィッグは、所定項目について性能や試験方法が確認されており、商品選びの参考になります。認証については、後述の「医療用ウィッグのJIS規格と認証マーク」で詳しく説明します。
治療による脱毛とは

医療用ウィッグが必要とされる背景には、抗がん剤治療による副作用や円形脱毛症などがあります。
脱毛時期には個人差がありますが、特に抗がん剤治療や放射線治療では、治療を開始してから約2〜3週間後に毛が抜け始めることが多いです。その後、治療が終わって3カ月〜半年後に再び生えてきます。生え始めの毛はうぶ毛のような柔らかい毛で、元の髪質とは異なる毛が生えてくることもあります。その後、ショートヘアーの方で約1年程度、セミロング以上の場合はそれ以上の時間がかかります。
※治療の内容や体質によって、脱毛の程度には個人差があります。
医療用ウィッグのJIS規格と認証マーク
ネット販売などで購入経路が広がり手に入りやすくなった反面、明確な規定がない状態で各社が医療用ウィッグを独自に販売をしていました。そのため、販売されている医療用ウィッグの中には質の悪いものが流通することもあり、製品の品質基準がない状態が問題視されていました。
そこで、医療用ウィッグの性能基準を定めた「JIS規格」、その規格に適合した製品に表示できる「Medウィッグマーク(M・Wig認証)」が作られました。
医療用ウィッグのJIS規格(JIS S9623)とは?
JIS規格は、日本で製造・販売される製品の安全な品質基準を定めた日本産業規格です。医療用ウィッグには、「JIS S9623」という規格が設けられています。
この規格では、医療用ウィッグおよび附属品(インナーキャップ・両面テープ)について、「遊離ホルムアルデヒド」「洗濯堅ろう度」「汗堅ろう度」「閉塞法皮膚貼付試験(パッチテスト)」それぞれの性能や試験方法について規定されています。
Medウィッグマーク(M・Wig認証)とは?
Medウィッグマーク(M・Wig認証)とは、日本毛髪工業協同組合が認証する「JIS製品規格適合マーク」です。このマークは、日本毛髪工業協同組合に加入している事業者で、かつJIS規格に適合している製品のみが表示できるものです。
医療用ウィッグのJISは、「必要としている方が、ウィッグを安心してお使いいただけるように」と制定されました。頭皮に直接触れるものだからこそ、性能基準を満たし認証マークがついた商品は、購入時の判断材料のひとつになるでしょう。
出典:医療用ウィッグ『安心・安全』マーク「Med・ウィッグ」| 日本毛髪工業協同組合
医療用ウィッグを準備するタイミング
前述の通り、治療が始まってから約2〜3週間で毛が抜け始めます。そのため、脱毛を伴う治療が決まった場合、治療前から医療用ウィッグの準備をする方も少なくありません。事前に準備しておけば、治療前の髪型を参考にウィッグを作成できるため、商品を選びやすくなります。
ウィッグの購入期間はメーカーや商品によって異なります。最短で当日中に購入できるものもありますし、注文を受けてからできあがりまでに1カ月〜2カ月ほどかかる場合もあります。余裕を持って準備ができると安心ですが、大切なのは「治療に伴う不安を軽減し、自分らしくいられること」。自分に合う医療用ウィッグを見つけて、納得した上で購入しましょう。
治療前の準備としては、自髪は短めにカットしておくと良いでしょう。脱毛が始まっても抜け毛が目立ちにくく、脱毛時の毛の絡みを防止できます。また、医療用ウィッグ購入の際は、治療前のヘアスタイルが分かるように写真を撮っておくと、ウィッグ選びの参考になります。
医療用ウィッグの助成金制度

医療用ウィッグの購入には数万円〜数十万円の費用がかかることがあります。治療とあわせて使用される医療用ウィッグですが、現状、医療用ウィッグは保険適用や医療費控除の適用外として扱われることが多いです。髪を失う精神的ストレスや不安を緩和してくれるウィッグも、購入費用がかかると経済的な負担が大きいです。
そこで活用したいのが「助成金制度」です。自治体によっては、がん患者や脱毛症患者を対象に、ウィッグや補整具の購入費用を助成する取り組みを行っている場合があります。
購入費用や助成額、対象条件、申請期限は自治体や商品によって異なります。また、申請には領収書や治療内容を確認できる書類、助成金申請書類が必要になるケースが多いため、購入前に住んでいる自治体のサイトで最新情報を確認しましょう。
医療用ウィッグを選ぶときのポイント
治療による見た目の変化は、不安やストレスを伴います。医療用ウィッグは、見た目の変化をカバーするために、日常生活で取り入れられる選択肢のひとつです。あなたにぴったりの医療用ウィッグを見つけましょう。
自然に見える素材とあなたに似合うヘアスタイル
医療用ウィッグは自然さが大切です。ウィッグは素材(毛質)によって見た目に違いがあります。よく用いられるのが「人毛」「人工毛(合成繊維)」「人毛ミックス」の3種類です。
3つの中でも自然な見た目と言われるのが、人の髪の毛を使用した「人毛」です。大量生産が難しく、高価になる傾向があります。「人工毛」は安価なものが多く、スタイリングの手軽さと光沢感が強いのが特徴で、人毛と比較すると不自然に見られることもあります。「人毛ミックス」は人毛と人工毛を混ぜたウィッグで、自然な見た目と値段のバランスが良い商品です。ただし、人工毛にもグレードがあり、メーカーや商品によって性質や値段が異なるため、実際の商品を見て、品質を確認すると安心です。
また、素材だけでなく、ファッションとしてあなたに似合うヘアスタイルを選びましょう。髪型はご自身の印象を左右します。ウィッグを被った後のあなたが、あなたらしく素敵に見えるかどうか、ぜひ試着してみてください。
装着のしやすさ・着け心地
医療用ウィッグは長時間着用するため、見た目だけでなく装着感の確認も大切です。軽量で通気性に優れたものや、調整機能がついたものを選ぶと快適に過ごせます。
自毛がある状態と脱毛後では、ウィッグのサイズが変化することがあります。脱毛後にサイズが合わなくなった場合に調整が可能かどうか、購入前に確認しておきましょう。
医療用ウィッグに関するよくある質問
Q. 医療用ウィッグは保険適用されますか?
一般に健康保険の対象外として扱われますが、自治体による助成金制度を利用できる場合があります。助成金の取り組みを行っているかや、制度利用の条件は自治体によって異なるため、最新情報は各自治体サイトなどで確認してください。
Q. 自宅でのお手入れは難しいですか?
商品によって異なりますが、基本的なお手入れは自宅でも可能です。ブラッシングやシャンプーでの洗浄で、清潔さと形を保つことができます。商品に合わせた詳しいお手入れ方法は、購入店で確認しましょう。
Q. 人毛・人工毛・人毛ミックス、どれが良いのでしょうか?
人工毛は扱いやすく、スタイルを維持しやすいのが特徴です。一方、人毛はより自然な見た目と手触りを実現できます。
一般的に、価格が高い方から「人毛」「人毛ミックス」「人工毛」です。商品やメーカーによって価格差が大きいため、実際に商品を見て品質を確認し、納得できるものを購入することをオススメします。
医療用ウィッグを購入するなら、ウィッグ専門店で!
医療用ウィッグは、インターネット通販でも購入が可能ですが、試着や相談をしながら選びやすいのが「ウィッグ専門店」での購入です。専門スタッフが頭のサイズを測定し、フィットする商品を提案してくれるだけでなく、実際に試着して見た目や装着感を確認できます。また、購入後のメンテナンスや修理相談も受けられるため、ウィッグの疑問や不安を解消しやすいのが特徴です。
女性向けウィッグを販売しているウィッグユキでは、実店舗や全国で展示即売会を行っています。また、ウィッグユキはM.Wigの認証事業者であるため、JIS規格に適合した商品もお選びいただけます。
医療用ウィッグの購入をお考えの際には、店舗または展示即売会にご来店ください。ウィッグアドバイザーがお客さまの毛質・毛量・毛流れを細かくチェックいたします。その後、さまざまな商品の中からご希望のものをお選びいただき即日ご購入いただきます。ご希望であればその場でカット等の対応も可能です。もし脱毛後にサイズが合わなくなった場合は、調整も可能です。
まとめ|自分に合った医療用ウィッグを納得して選ぶために

医療用ウィッグは、ただ髪を補うだけでなく、日常生活の安心感や自分らしさを取り戻す大切な存在。試着やプロのアドバイスを通して、納得のいく一着を見つけましょう。ウィッグが、精神的な負担を少しでも軽減し、あなたらしい生活をサポートするアイテムになってくれることを願います。
ウィッグユキでは、経験豊富な専門スタッフによる無料相談を受け、実際に試着ができる「展示即売会」を全国各地で開催しております。医療用ウィッグの他にも、その場で購入が可能なオールウィッグやポイントウィッグも取り扱っております。少しでもウィッグに不安や疑問を感じている方は、ぜひお気軽にご参加ください。